尿漏れの種類を知り、自分の状態を理解する
尿漏れって尿失禁とも言います。簡単に言うと自分の意志とは関係なく尿がもれる事。
実際に尿漏れで悩んでる方は結構多いという事が分かっているのですが、まあ恥ずかしいですからね、チャンと治療している人って凄く少ないですね。実際尿漏れは状態、原因をキチンと把握できると治療が可能なので、一時の恥ずかしさを捨て泌尿器科に突撃する事を勧めます。
基本的な尿もれの種類を記します。
① 腹圧性尿失禁
腹圧性尿失禁とは骨盤底筋群という尿道括約筋を含んだ筋肉が緩むことで起こる尿漏れ。お腹に力が入ると尿が漏れる状態で、加齢・出産を契機に表出するケースが多いですね。
② 切迫性尿失禁
切迫性尿失禁は急に尿がしたくなりトイレに駆け込む事になります。当然、途中で漏れるケースが増えます。高齢者に多いのが特徴ですが、膀胱が収縮します。
③ 混合型尿失禁
腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の症状が両方見られる場合を一般的に混合型尿失禁と表現します。原因としては骨盤底のゆるみと言われます。更年期の女性は尿道・膀胱の機能低下が見られるのでこの症状が発症するケースがあります。
④ 溢流性いつりゅうせい)尿失禁
溢流性尿失禁は自分でおしっこしたいのに出ない、でも尿がちょっとずつ漏れる。という症状で、排尿障害とセットです。
男性は前立腺肥大症という排尿障害の代表選手みたいな病気があり、多くの男性が悩んでいます。
⑤ 機能性尿失禁
機能性尿失禁は排尿機能が正常なのだけれども・・・
という尿漏れタイプで、認知症や歩行障害が代表選手です。歩くのが大変でトイレ迄間に合わないというのは、高齢者の介護をしている方なら皆理解されるエリアです。
どのタイプなのかを確認する事は大事ですよ。
また腹圧性尿失禁は非常に多くの方が悩まされていますが、骨盤底筋体操などのトレーニングで大分改善する事が分かっています。切迫性尿失禁は薬である程度対処できるらしいので、泌尿器科に飛び込む勇気を持ちましょう。
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