頻尿とはどういう状態を指すのだろうか?
頻尿の悩みは高齢になればなるほど表に出てきます。
① 最近、トイレに行く回数が増えてきた
② トイレに行くと、少ししか出ないのに、またすぐにトイレに行きたくなる
頻尿の一般的なケースですね。
一般的な数値を示すと
起きている時間帯で排尿の回数は平均7回と言われます。
つまりトイレに行く回数が
起きている時間で8回以上が頻尿
夜間寝てる間に2回以上が夜間頻尿と言われます。
基本人間が起きている時間というと AM6:00に起床し、PM10:00に就寝するリズムであれば、16時間で8回のトイレ、つまり2時間に1度トイレに行く計算になります。これより頻度が多くなれば頻尿を疑いましょう。
頻尿で問題なのは、何度もトイレに行く煩わしさ(仕事でも遊びでも途中で尿意を感じてトイレに行く)もありますが、何かの疾患を併発している可能性があることです。
よくある飲み過ぎが原因で尿が出る回数が多い場合は、これは まあ問題ないでしょう。
問題なのは
① 尿が一度に出る量が少ない時
② 多尿(尿量が多い事)
上記のケースですね。
① 尿が一度に出る量が少ない時
膀胱は150cc程度で尿意を感じます、最大400ccぐらいまで我慢できるでしょう。
仮に300ccぐらいで出すのはOKですが、1回の尿の量が50cc~150ccぐらいで、無理に出そうと思っても出なくて不快感が残る場合があります。これは良くないです。
② 多尿(尿量が多い事)
頻尿で多尿となると、一日の尿量の合計は結構多くなります。
普通1~1.5Lが平均で2L迄が通常エリアです。3Lを超える位になると不味いですね。
何故かと言うと、体内の水分を保持する機能がおかしいのでは?
と疑いが出てくるからです。
例えば、糖尿病の方は血液中の糖の濃度が高いので、水分を使って濃度を低くしようと脳が指示します。だから水分を多量使用して、結果として多尿(頻尿)になる。という方程式が出来ます。
このようになんらかの機能の異常が尿を増やしている?
という疑いが生じるのです。
また、夜間頻尿の場合は、夜に何度もトイレに起きる訳ですから、十分な睡眠が取れず慢性的な寝不足になってしまったり、寝ぼけながらトイレに行って怪我をしてしまったりなど、とてもつらい状況となります。
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